§19世紀の偉大な医科学者
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私は、組織培養法で血液(主として血球)を研究している松元 司という医師です。 19世紀中頃からのPasteur、Kochを中心として目覚しく発展した細菌学とVirchowを中心として急速に発達し充実した近代病理組織学が、それまでの医学と全く異次元の新しい医科学の世界を開拓し、人類の幸福に多くの貢献をした事を尊敬の念を持って認める者です。 然しながら、最近に至っても多くの難治疾患が存在し近年発達した免疫学をもってしても、疾患の分類には有効の如く見えても、治療となると全く歯がたたず、ステロイドのみ、といった状態である事も認める者です。 東京都は70種(74病)の難治疾患の表を日本医師会のメンバーに配布しています。更に、此処に記されている多くの疾患の他に難治性疾患があります。肝硬変等の肝疾患、腎不全(透析或いは腎移植が必要)です。肝硬変も腎不全も難治疾患には入っておりません。 私は、この2つの疾患も難治疾患の有力な2つと考えております。この、難治疾患に全く手が付かない、歯が立たないのが現代医学の現状です。 早期癌で手術したにも関わらず、早期に再発して不幸な転機をとる症例が現実に存在する、一方、余後数ヶ月と診断されながら、各種療法・丸山ワクチン・蓮見ワクチン・プロポリス・アガリクス・メシマコブ・その他。一種の民間療法と云うべき治療で延命をしている患者の存在等。 近代医学が大きな壁にぶち当たっていると私は考えます。 何故この様な事態が起きたのか、その原因を考えながら私は組織培養法で血球を研究して参りました。その結果、得た私の結論を述べます。 1.近代病理学では、ホルマリン・アルコール・パラフィンを用いて組織細胞を固定し、その後染色をしている。従ってホルマリン・アルコール・パラフィンに溶ける物質は既に溶剤の中に溶けてカスの様になった細胞を染色し、観察しているという事実。生命現象の場合、ホルマリン・アルコール・パラフィン等に溶ける物質にこそ重要な物が含まれているのです。1例を挙げますと、生物が生きて行く為に最も重要な物の1つである葉緑素(クロロフィル)があります。実はクロロフィルは水には溶けませんが、ホルマリン・アルコール・パラフィンといった有機溶剤の性質を持っている物質には溶けるのです。元に戻ります。即ちVirchowの確立した近代病理学的方法には、重大な欠点があると言えます。 2.従来の血球の検査方法では赤血球は単一細胞となっておりますが、松元法で分けた、或いは松元‐萩谷法(MH法)で分けたりしますと、明らかに赤血球は上層赤血球と中層赤血球、下層赤血球に分けられ、電子顕微鏡で見ると上層・中層の赤血球には突起があり。下層の赤血球は突起にはありません。又、この上層・中層の赤血球と下層の赤血球では、抗生剤を投与した時に、上層・中層では細菌は増えないが下層では抗生剤に全く関係なく細菌が増える。上層・中層の場合には、Metamorphosisを示しますが、下層の赤血球はMetamorphosisをしません。これ等の事実を全く無視しております。赤血球は決して単一細胞ではない! 3.炎症の4徴・・Celsusが述べました熱感・発赤・腫脹・疼痛のうち前3者はこれは赤血球が集まった現象であります。にも関わらず赤血球と炎症との関係は全く無視されており、白血球のみ注視されております。此れも間違っております。最近では大量輸血の副作用による死亡などと言い、さらにGVH等という言葉が流行しておりますが、全く此れは理解し難い説と思います。私の実験でも明らかな様に抗凝固剤は上層及び中層の赤血球に対して、極めて有害なのです。その結果、大量に輸血をするとPan―Erythropathy(パン・エリスロパチィー)という状態になる。その結果重篤な死に至るものと考えます。またGVHと言うのは全く誤った考えです。Pan―Erythropathyその物をGVHなどと言う、とんでもない珍奇な解釈をしていると言う事です。 4.従来の方法では全く観察されなかったが、松元法・MH法を用いると上層赤血球には突起があり、この突起と関係して上層赤血球が細菌を攻撃をする様な運動を示すと言う事も明らかになってきました。然し、従来のVirchowの固定法では、この様な現象は全く見る事が出来ません!生理学者も血液学者も赤血球に関して余りにも知識が少な過ぎると考えます。(Video希望の方は連絡して下さい。当方よりテープを送ります。) 5.血小板について:血液を採取してRPMI―1640の液に入れて倒像型位相差顕微鏡で観察すると、生体の中を流れている血液の中に血小板は存在しません。俗に血小板と云われている物は、血液を検査中に赤血球と白血球から出て来た産物(米粒体)です。従って血小板減少性何々と言う病名は間違いで、何らかの理由で赤血球と白血球の膜が硬化した為に血小板と言われている物が出来にくい疾患の事を言っているのです。血小板は生体の中には存在しません。然し、この様な事実もVirchowの方法では見る事は出来ません。誤った血小板説を作っております。 6.Mysterious Chain(MC), Moving Micro Livings(MML)に就いて 肝硬変、腎不全で透析中の人、パーキンソン氏病、脳萎縮、小脳脊髄変性症等、病理組織学上組織を形成する細胞の変性と萎縮を呈する疾患の上層赤血球を37℃5%CO2インキュベーターで培養すると、培養開始後5〜24時間以内に観察されるものです。 通常は、 @白血球から出る大きく長い活発に動くもの ABlack spotより出る中型の長短の活発に動くもの B上層赤血球(ULRbc)から出る小さく短い活性は少し劣るもの の3種に大別されるが、多くのVariationがある。 同時に、MMLを観察する事が多い。不思議な事にMCを呈するフラスコに培養白血球(incubated Leucocytes(iL))やミノマイシンを加えると活性化したReverted cell(RC・先祖帰り細胞)が出現する例が多く、RCの数に反比例してMCの数は減少する。なお、固定法を基とするVirchow以来の近代病理学ではMCやMMLは絶対に観察されない。MCとMMLは変性と萎縮を起こす疾患の原因に大きく関係していると私は推定しています。 7.ALSについて コントロール群では培養6時間後頃からMCが出現し、4日頃から赤血球の変形が進行し、約10日で死亡する。一方、ミノマイシン、iLを加えたグループでは、RCが出現し、2・3日程この状態を維持する。その後正常な赤血球に戻る。 拙論「ALSは本当に不治の病か?」を御参照下さい。 Kochの細菌学に関して述べます。 Kochの細菌学以来多くの研究がなされております。然し、現実に起こっている理解不能の面について述べます。 1.感受性テストをして有効に作用すると考えられる薬を投与したにも関わらず、どんどん感染症が進行して死に至る症例が存在する事。 2.血液寒天培地と言う物を使いますが、羊の血液も寒天も人間の体の中には存在しておりません。この様に体の中に存在しない物質を使った実験の結論をそのまま臨床に持ち込んできている。RPMI―1640の培地の中で細菌は活発に運動し、そのスピードは信じられない位速い。又、形を変化させる。即ち、生きて流れている血液の存在を全く無視して、臨床に応用していると言うこの間違いに対して全く盲目である。 3.抗生物質は上層の赤血球が機能していないと正しい効果を出さない。この上層赤血球・中層赤血球を無視した抗生物質に対する考え方Minimum Inhibition Concentration説(MIC最小血中有効濃度説)は理解出来ない。細菌は生きている血球が存在する所では全く別の顔を見せる。 4.MRSAが問題になっておりますが、MRSAで死んだ症例よりも、遥かに多くの症例がMRSAを持ったまま生きていると言う事実を無視している。多くの病院ではMRSAの患者さんを集めている病室すらあるのが現状です。大量の抗生物質を投与すると、体の中に居るMMLが減って、或いは無くなる。通常、人間の体の中では、MMLと生体の間で、ある種のバランスがとれて生きているのだと考えられます。抗生物質の大量投与によって、そのバランスが崩れると、人間は生きてく事が出来ないのです。その為に生体と自然界が協力してMRSAと云う抗生物質に抵抗する細菌(MMLの代理物)を作って、そのバランスの中で生きていると私は考える。従って、MRSA菌で生体のバランスが再構築出来た人は生きているのです。これが出来ない内に感染症が進んだ人は死んでいるのです。たまたま、その時にMRSA菌が発見されるとMRSAが原因だと、とんでもないぬれ衣を着せているのだと思います。 5.アメリカの同時テロの時に、発生した炭疽菌テロに就いて: 予想に比べて圧倒的に少数の発症でした。僅か22名しか発症せず、5名の人が不幸な転機を辿っています。もし、炭疽菌の研究とか、細菌による生物テロに対する従来の考え方が正しければ、私はこの10倍も100倍も炭疽菌患者さんが出た筈だと思います。然し、出なかったのは何か?それは炭疽菌と生体との間のバランスがとれていた人が多かったからです。即ち、生体の方が強かったから、炭疽菌感染症を発生しなかったと考えるべきです。従来の、細菌を如何に研究しても或いは、ヴィールスを如何に研究しても生体の感染に対する抵抗力、対抗する力、を研究していない感染症の研究は全く片手落ちだと私は断言します。 CDCへの提案を御読み下さい。 6.新潟大学内科教授であられた、故桂教授の超微量テトラサイクリン療法の結果は、従来のMIC説と全く合致しません。私は、現実に超微量テトラサイクリン療法でつつが虫病・腸チフス・赤痢等の感染症を治しておられる桂先生の臨床結果は極めて重大だと考えます。世界中MIC説に染まっておりますが、MIC説は先ほどの私の上層赤血球と細菌の項で判る様に全く間違った説です。桂教授の超微量テトラサイクリン療法を行うと上層と中層の赤血球は、Activateされるという事が判りました。この赤血球のActivationという重要な問題が現代のKoch流の感染症学では全く無視されております。 まとめ 以上の様に、偉大ではありましたけども、Koch、Virchow両先生の方法の欠点についてまとめて述べました。 即ち、Virchowの方法は細胞を採って固定した瞬間に、その細胞がその状態でいつまでも続くと考えているのです。 所が細胞を生きたまま培養すると、スタート時には一見全て同じ細胞が、培養中に色々な変化を示し、色々な物を作り出すのです。これは、Virchow法では絶対に知る事は出来ません。固定した瞬間に細胞の働きも固定したのです。 従って私が述べた様な、魚型赤血球、β型白血球、オレンジ細胞、Moving Micro Livings(MML)の存在。Mysterious chain(MC)の出現、米粒体の出現、blue cell、orange cell、dark cell、2分赤血球、変形した赤血球、star状の赤血球、イガグリ状の赤血球、ユーレイ等の赤血球の多くの変化やFibrin Netの出現、と言う現象は現在のVirchow流では、観察できません。 従って、この様な物が関係している病気は、病因の解明が出来ないのです。細胞を固定してしまうと言う事に、最大の欠点があると私は考えます。細胞を生かして観察し、死ぬまで観察して、その間における変化を見るという事が絶対的に必要なのです。Virchow法の欠点を私は、Virchowの壁と言いました。 Kochも同様です。Kochの研究の根本は、培地を使用するという人間の生体とは全く異なる条件下で細菌を取り扱っております。ただ似ているのは37℃と言う事だけです。体の中を流れている血球や体液を全く無視しております。その結果を感染症の治療だとか対策とか言う事に応用するというのは間違っている。特にMIC説が完全に間違ったと言う事は既に明かです。(より強力な抗生物質は、より生物に害を与えます。ヒゲ菌・粉菌という様な物質を作り出します。強力な抗生剤を思春期の男女に投与されると、不妊症の原因にすらなると私は恐れております。) このKoch流の細菌やヴィールスの研究方法はVirchow同様に欠点があり、それが現代医学の壁となって難病を存在せしめているのだと思います。偉大な2人の科学者の壁を越えないと、或いは壁を壊さないと何年経っても難治疾患は存在し続けるでしょう。 病理組織学は固定法ではなく、組織培養法で活きている細胞を直接観察する。細菌学は体液又は生体の状態に極めて近い組織培養液を用いて培養し継時的に観察する。感染症は生体の感染に対する抵抗力の研究と、細菌・Virusの研究を並行して行う等の研究方法を開発すべきです。 Virchow、Kochの壁を壊しましょう!! そして、この壁を乗り越えて新しい医学を作りましょう!! 人類のもつ自然治癒力の解明の第1歩が桂先生の多くの研究であり、この研究の本態を解明した私の血液培養を用いた研究が第2歩であると自負しております。 |